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2020/05/19 21:06

メキシコシティから国内線で1時間(バスだと13時間!)に位置するチアパス州は人口約480万人とメキシコの中では比較的大きいけれど、その1/3が先住民族である地域で国内2番目の民族多様性を持つ地域と言われています。

マヤ系先住民族はメキシコ南部とユカタン半島、グアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス西部に居住する先住民族であり、「マヤ」というまとまった一つの民族ではなく文化と言語の一部を共有する、7異なる多くの集団、社会、エスニックグループを総称したものでありそれぞれは自身の伝統、文化、歴史的なアイデンティティを保持しています。その伝統の一つに民族衣装があり、県、町、村など地域特有の柄が存在し、今もまだ伝統的な手法、デザインが脈々と受け継がれています。

 

チアパス州サン・アンドレス・ララインサール村で暮らすツォツィル族の人たちによって作られる織物。色鮮やかで美しいジオメトリックな柄が素敵です。


 

マヤの人たちが伝統的な民族衣装の生産に用いられる手織り機の一つ、腰機。織物を織るための最も古い形式の手織り機のひとつで、アジア全域、中南米に及ぶ環太平洋の地域に広く分布しています。日本でも原始機、弥生機、いざり機、など様々な名称で呼ばれています。マヤの腰機の構成具はすべて手近にある材料で簡単に作ることができる、簡単に収納して持ち込んだりできるため織物の自給生産手段として多く用いられてきました。

 

ララインサール村ではこの腰機を用いて縫い取り織と呼ばれる技法で民族衣装を作っています。この技法の名は織物を織る工程の途中で,緯糸とは別の模様糸が布の表面に浮き出て紋様が織り出されるので,刺繍(縫取)模様のように見えるところからこう呼ばれています。

 

ララインサール村の美しく洗練された織物は非常に人気で、ブラウスはもちろんポーチやクッションカバーなど様々な織物製品がつくられています。マーケットでは色とりどりの製品が所狭しと並び大興奮してしまいます。


 そんな中から素敵なものを選んで買い付けました。


 クッションカバーはお部屋を明るくしてくること間違いなしな上品な色遣い。


いくつでも欲しくなるかわいいポーチ。バッグの中でも迷子になりません(笑


その他にもいろんな色遣いがありますので、ピン!と来たものを選んでみてください。