telas〜lastelasbonitas〜 は、現在準備中です。
2020/02/27 22:24
古代マヤ文明の末裔が暮らす中米・グアテマラ共和国。
グアテマラ全国民の約4割がインディヘナと呼ばれるマヤ系先住民族と言われています
グアテマラのマヤ系民族は言語により、21の民族に分けられ、彼らは先祖代々伝わる織物の文化を現在も大切にしています。グアテマラレインボーと呼ばれる独特の色遣い、複雑な織り目で編まれた模様は圧巻です。

地域ごと、村ごとに特徴の異なる民族衣装はグアテマラ国内で150種以上もあると言われています。
グアテマラの民族衣装は基本的に長方形の織物を2-3枚縫い合わせて作った貫頭衣、ウィピル(Huipil)と一枚の輪になった大きな布地を腰に巻くコルテ(Corte)、コルテを留めるベルトであるファハ(Faja)で成り立ちます。

マヤ文化には方角と色が紐づけられており、東の赤、南の黄色、西の黒、北の白、中央の緑(青)が民族衣装のグアテマラレインボーのもとになっています。
グアテマラの民族衣装はその地域ごとに異なるデザインを持っています。川の近くにあった地域は川の流れを表した模様、野菜を多く栽培していた地域はその野菜を染料にした色鮮やかなデザイン、宇宙や太陽、星や月を表現したデザインは天体観測に優れたマヤ文明独特のものかもしれませんね。
これから少しずつ各地のウイピルの柄のことを書いていき、美しい!の奥にあるグアテマラの民族衣装の背景をお伝えしたいとおもっています。